臨床研究部
ご挨拶
2015年4月に新体制として発足した当院の臨床研究部では、がん、脳疾患、循環器病、糖尿病及び政策医療など多分野において、更なる医療の発展のための臨床研究を推進すべく業務を行っております。新たな治療薬や治療法の臨床応用のため、新薬の安全性や有効性を検証すべく企業ないし医師主導の臨床治験に従事するほか、国立病院機構や信州大学を中心とした多施設共同研究への参加・サポートなども行い、学術的に充足し得る医療貢献を行えるよう頑張っております。患者様の権利、安全、プライバシーを最大限に配慮しながら、治験や臨床研究を通じて、安心、満足のできる医療を提供できるよう努力していきたいと思います。皆様のご協力をお願い申し上げます。
臨床研究部長
高橋 済
研究費運用方針
臨床研究部 組織
臨床研究部長 | 高橋 済(循環器病治療研究室長・併任) |
政策医療企画研究室長 | 藤森 実(院長・乳腺内分泌外科) |
がん治療研究室長 | 小松 哲(乳腺内分泌外科 部長) |
脳疾患治療研究室長 | 大屋 房一(脳神経外科 部長) |
循環器病治療研究室長 | 高橋 済(循環器内科 部長) |
糖尿病治療研究室長 | 藤森 一也(消化器内科 部長) |
治験推進室メンバー
事務局長 | 阿部 直樹(薬剤部長) |
治験主任 | 林 宏春(薬剤師) |
治験コーディネーター | 3名(看護師、薬剤師、臨床検査技師) |
臨床研究部 事務員 | 1名 |
臨床研究実績
包括同意について
「臨床研究・症例報告等への診療情報・検査試料等の使用」に関する包括同意について
患者さんが当院で診療を受けられた際には、治療のために患者さん自身の診療情報や検査試料が 集められます。
◆ 診療情報:診療録(カルテ)、レントゲン・超音波・内視鏡・CT・MRI 等の画像情報、血液検査、病理検査などの検査結果
◆ 検査試料:臨床検査に用いた血液、尿など、診断のための生検試料、手術で切除した組織等
包括同意とは、これらの診療情報や検査試料の余り、既存試料を用いて、研究者や研究課題を特定することなく、研究発表や論文等に二次利用すること、診断・治療経過・治療効果などの症例 報告のために利用することをあらかじめ賛同、同意していただくものです。
当院では、患者さんの立場に立った良質な医療を提供することを目的に、臨床研究や症例報告等において、診療に伴い発生する診療情報や検査試料等を活用しております。医療情報により得られたデータについては、統計学的に処理された成果などが学術集会や専門誌、学術誌等で発表される場合でも、個人が特定されることはなく不利益を被ることはありません。使用された情報は、患者さんに関わる重要な情報ですので、取扱いには十分に留意しております。これらは、患者さんのプライバシーや人権が十分保護されている点を含めて、国の指針に基づき、当院の倫理審査委員会で厳正に審議され承認を得た研究のみに使用されます。
なお、包括同意に賛同いただけなくても診療に不利益を被ることは一切ありません。原則として、 患者さんより不同意の意思表示がない場合は同意いただけたものとし、個人情報に配慮しながらその診療情報や検査試料などを臨床研究に使用させていただきますので、ご理解の上ご了承くださいますようお願い申し上げます。情報提供を許可したくない場合は「不同意書」に記入の上、主治医へ提出してください。主治医に提出できない時は診療科の受付へ提出してください。疑問や質問があれば、以下の窓口に連絡してください。同意撤回はいつでも可能ですが、発表後の撤回はできませんので、あらかじめご了承ください。
対象となる臨床研究、症例報告等は、下の「研究情報の公開について(オプトアウト)」を参照してください。
ご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
お問合せ先 信州上田医療センター 臨床研究部 治験推進室
電話番号:0268-22-1890(代)
E-mail :230-rinsho@mail.hosp.go.jp
研究情報の公開について(オプトアウト)
通常、臨床研究を実施する際には、患者さんへ文書もしくは口頭で説明・同意を行って実施します。 臨床研究のうち、患者さんへの侵襲や介入もなく、診療情報等の情報のみを用いる研究等については、 国が定めた指針に基づき「対象となる患者さんのお一人ずつから直接同意をとる必要はありませんが、 「研究の目的を含めて研究の実施についての情報を公開し、さらに拒否の機会を保障することが必要」とされています。
このような手法を「オプトアウト」といいます。オプトアウトを用いた臨床研究は下記のとおりです。 なお、研究への協力を希望されない場合は、下記文書内に記載されている各研究の担当者までお知らせください。