センター長あいさつこのページを印刷する - センター長あいさつ

地域医療教育センター長 吉村 康夫

信州上田医療センター地域医療教育センターは、2011年4月1日、我が国の「地域医療再生計画」の一環として開設されました。

当時、我が国の医師不足は危機的で、地域医療は崩壊寸前の状態にありました。国はその対策として「地域医療再生計画」を策定し、長野県では上小地区と伊那地区の2か所の事業が選定され、当センターは発足しました。以来当センターは、初期研修医の研修や医学部学生の実習を主たる業務とし、上小地区の地域医療再生の核としての機能を担っています。

当センターはセンター長、臨床研修室長、事務助手で構成されており、各診療科、診療部門と連携して病院全体で初期研修医、医学部学生の教育に取り組んでいます。初期研修医の数は、平成30年度には9人となっています。

当センターでの初期研修は、信州上田医療センターが地域の中核病院であることから、多様な疾患を対象とする研修が可能であり、ファーストタッチから診断、治療までの一連の診療の流れを体験することができます。また、週1回のクルズス、月1回の多職種横断的なキャンサーボードに参加し、医療の基礎からプレゼンテーションの仕方、多職種参加型医療の実際まで研修できるようにしています。

研修スケジュールについては、各研修医の自主性を重んじ、その意見を積極的にカリキュラムに取り入れるよう心がけています。また、当センターは図書室に隣接し、効率的に自主的な学習環境を整備しています。さらに当センターでは、人体模型(シュミレーター)を利用して、救急蘇生のトレーニングを繰り返し研修できます。

当センターで学んだ医師、医学生が、当地の地域医療に貢献することはもとより、日本国内のみならず世界を舞台に活躍することを期待しています。