DPCデータによる病院指標
平成30年度 病院指標
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | 416 | 199 | 185 | 269 | 467 | 574 | 1082 | 1895 | 1536 | 424 |
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
呼吸器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040110xxxxx0xx | 間質性肺炎 手術・処置等2なし | 53 | 33.85 | 19.06 | 11.32 | 75.11 | |
030250xx991xxx | 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1あり | 36 | 2.00 | 2.04 | 0.00 | 53.47 | |
040040xx99040x | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし | 30 | 12.83 | 10.00 | 0.00 | 73.03 | |
040081xx99x00x | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし | 21 | 31.52 | 20.92 | 38.10 | 80.86 | |
030250xx990xxx | 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1なし | 16 | 3.00 | 3.13 | 0.00 | 59.25 |
【解説】
呼吸器内科では間質性肺炎の患者さんと肺がんの抗がん剤治療の患者さんが多くなっています。間質性肺炎は治癒することがない疾患で感染等による状態の悪化によって入院となります。
入院後は主にステロイドによる治療を行いますが、徐々に薬剤を減らしていくため、長期の入院になる方が多いです。
その他、睡眠時無呼吸症候群の方も多く、1泊2日にて検査入院を行い、必要があればCPAPという、鼻に装着したマスクから空気を送りこんで一定の圧力を気道にかける治療法があり、こちらを導入する為に入院される方がおります。
なお肺がんの治療としてオプジーボなどの免疫チェックポイント阻害剤を使用された患者さんは、DPC包括制度の対象外とされておりますので、今回患者数に反映されておりません。
誤嚥性肺炎の患者さんは主に抗生剤にて治療します。平均年齢も80歳と高く、約40%の方が転院されております。
呼吸器内科では間質性肺炎の患者さんと肺がんの抗がん剤治療の患者さんが多くなっています。間質性肺炎は治癒することがない疾患で感染等による状態の悪化によって入院となります。
入院後は主にステロイドによる治療を行いますが、徐々に薬剤を減らしていくため、長期の入院になる方が多いです。
その他、睡眠時無呼吸症候群の方も多く、1泊2日にて検査入院を行い、必要があればCPAPという、鼻に装着したマスクから空気を送りこんで一定の圧力を気道にかける治療法があり、こちらを導入する為に入院される方がおります。
なお肺がんの治療としてオプジーボなどの免疫チェックポイント阻害剤を使用された患者さんは、DPC包括制度の対象外とされておりますので、今回患者数に反映されておりません。
誤嚥性肺炎の患者さんは主に抗生剤にて治療します。平均年齢も80歳と高く、約40%の方が転院されております。
消化器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060100xx01xx0x | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 副傷病なし | 232 | 3.02 | 2.67 | 0.00 | 69.49 | |
060340xx03x00x | 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 副傷病なし | 80 | 10.06 | 10.08 | 7.50 | 77.30 | |
060102xx99xxxx | 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし | 33 | 7.24 | 7.75 | 3.03 | 69.15 | |
06007xxx99040x | 膵臓、脾臓の腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし | 32 | 5.97 | 9.90 | 0.00 | 77.47 | |
060100xx01xx1x | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 副傷病あり | 30 | 3.90 | 3.94 | 0.00 | 75.97 |
【解説】
消化器内科では、大腸ポリープが最も多い疾患となっております。大腸は、消化管(食道~肛門)の中で胃と同様にポリープの好発部位です。ポリープとは、大腸の組織が結節状に増殖し管腔に突出したものです。続いて胆道疾患が多く、平均年齢が高い傾向にあります。結石が詰まる等により炎症を起こしてしまった胆管を、内視鏡や抗生物質等を使用して治療します。憩室性疾患は、憩室の炎症や出血などが多くを占めております。憩室とは、腸壁の一部が外側に飛び出して袋状になったもので、大腸によく起こります。一般的には、筋層繊維が脆弱になった高齢者に多くみられます。憩室自体は病的なものではありません。膵臓の腫瘍については、悪性腫瘍に対する化学療法が主となっております。
消化器内科では、大腸ポリープが最も多い疾患となっております。大腸は、消化管(食道~肛門)の中で胃と同様にポリープの好発部位です。ポリープとは、大腸の組織が結節状に増殖し管腔に突出したものです。続いて胆道疾患が多く、平均年齢が高い傾向にあります。結石が詰まる等により炎症を起こしてしまった胆管を、内視鏡や抗生物質等を使用して治療します。憩室性疾患は、憩室の炎症や出血などが多くを占めております。憩室とは、腸壁の一部が外側に飛び出して袋状になったもので、大腸によく起こります。一般的には、筋層繊維が脆弱になった高齢者に多くみられます。憩室自体は病的なものではありません。膵臓の腫瘍については、悪性腫瘍に対する化学療法が主となっております。
循環器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
050050xx99100x | 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 副傷病なし | 237 | 2.16 | 3.01 | 0.84 | 69.76 | |
050050xx02000x | 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし 副傷病なし | 131 | 4.10 | 4.47 | 1.53 | 70.56 | |
050130xx99000x | 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし | 54 | 22.37 | 17.66 | 14.81 | 83.57 | |
050210xx97000x | 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1なし、1,3あり 手術・処置等2なし 副傷病なし | 49 | 13.78 | 11.01 | 4.08 | 78.63 | |
050030xx97000x | 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞 その他の手術あり 手術・処置等1なし、1あり 手術・処置等2なし 副傷病なし | 44 | 11.30 | 12.52 | 4.55 | 67.52 |
【解説】
循環器内科の最も多い症例は狭心症などに対する心臓カテーテル治療のための入院、および治療前、治療後の心臓カテーテル検査のための入院です。
心臓カテーテルによる治療は狭心症だけでなく、心筋梗塞などの症例でも施行されます。
3番目に患者さんが多いのは心不全の治療となります。心不全は様々な要因で起こる疾患となっています。また平均年齢も80歳を超え高齢者に多いです。
4番目に多いのは不整脈の患者さんで、主にペースメーカーを入れる手術を行う方やペースメーカーの寿命によって交換される方になります。
5番目に多いのは急性心筋梗塞の患者さんで、緊急入院にてカテーテル治療される方が多くいます。詰まった血管を広げるステントという器具を使う治療を行います。
循環器内科の最も多い症例は狭心症などに対する心臓カテーテル治療のための入院、および治療前、治療後の心臓カテーテル検査のための入院です。
心臓カテーテルによる治療は狭心症だけでなく、心筋梗塞などの症例でも施行されます。
3番目に患者さんが多いのは心不全の治療となります。心不全は様々な要因で起こる疾患となっています。また平均年齢も80歳を超え高齢者に多いです。
4番目に多いのは不整脈の患者さんで、主にペースメーカーを入れる手術を行う方やペースメーカーの寿命によって交換される方になります。
5番目に多いのは急性心筋梗塞の患者さんで、緊急入院にてカテーテル治療される方が多くいます。詰まった血管を広げるステントという器具を使う治療を行います。
小児科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040090xxxxxx0x | 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 副傷病なし | 46 | 4.35 | 6.19 | 4.35 | 1.48 | |
060380xxxxx0xx | ウイルス性腸炎 手術・処置等2なし | 33 | 3.09 | 5.42 | 3.03 | 5.52 | |
0400801199x00x | 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし | 29 | 4.10 | 5.71 | 0.00 | 4.59 | |
010230xx99x00x | てんかん 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし | 27 | 2.52 | 7.28 | 3.70 | 4.74 | |
030270xxxxxxxx | 上気道炎 | 27 | 3.30 | 4.96 | 0.00 | 1.63 |
【解説】
小児科では急性気管支炎の患者さんが最も多く、菌に合わせた点滴や内服による治療を主に行い、4日弱の入院となっています。
次いでウイルス性の胃腸炎の患者さんが最も多く、主に保存的治療として輸液を行うなどの治療をしています。
その他、、肺炎、上気道炎で入院される方もおります。治療は気管支炎と同様に点滴等が中心となります。
上気道炎に関しては、気管支炎、肺炎に比べると、入院日数が1日程短いです。肺炎に関しては気管支炎、上気道炎に比べ平均年齢が高めとなっています。
(※今回の統計定義上、自費等の支払いを併用されている場合、対象から除かれております。新生児の場合、
そのようなケースが多くあり、実際の患者数との違いがありますので、ご留意の程お願い申し上げます。実際は新生児症例が最も多く入院されます。)
小児科では急性気管支炎の患者さんが最も多く、菌に合わせた点滴や内服による治療を主に行い、4日弱の入院となっています。
次いでウイルス性の胃腸炎の患者さんが最も多く、主に保存的治療として輸液を行うなどの治療をしています。
その他、、肺炎、上気道炎で入院される方もおります。治療は気管支炎と同様に点滴等が中心となります。
上気道炎に関しては、気管支炎、肺炎に比べると、入院日数が1日程短いです。肺炎に関しては気管支炎、上気道炎に比べ平均年齢が高めとなっています。
(※今回の統計定義上、自費等の支払いを併用されている場合、対象から除かれております。新生児の場合、
そのようなケースが多くあり、実際の患者数との違いがありますので、ご留意の程お願い申し上げます。実際は新生児症例が最も多く入院されます。)
外科・消化器外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060160x001xxxx | 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 | 136 | 4.38 | 4.96 | 0.74 | 70.46 | |
060335xx02000x | 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし | 53 | 6.60 | 7.30 | 0.00 | 61.43 | |
060150xx03xxxx | 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 | 41 | 5.05 | 5.49 | 0.00 | 26.51 | |
060150xx02xxxx | 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴うもの等 | 29 | 12.24 | 9.94 | 3.45 | 53.93 | |
060040xx02000x | 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 肛門悪性腫瘍手術 切除等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし | 23 | 17.78 | 15.84 | 0.00 | 70.43 |
【解説】
外科で最も多い症例は鼠経ヘルニアで、手術による治療が多くなっております。鼠経ヘルニアは足の付け根の鼠径部にある鼠経管から腸などの臓器の一部が飛び出してしまう疾患です。続いて多い疾患は胆嚢疾患で、結石や結石による炎症を伴った胆嚢に対しての手術による治療が主となっております。虫垂切除が必要となる虫垂炎の症例も多く、当該症例の約6割は虫垂周囲膿瘍を伴う症例でした。続いて、直腸の悪性腫瘍の症例が多く、当該症例における主な治療方法は直腸切除術でした。結腸切除術は、開腹だけでなく腹腔鏡下でも行っております。腹腔鏡下で行う手術は、開腹手術より侵襲が少なく患者さんの体の負担も軽減されます。
外科で最も多い症例は鼠経ヘルニアで、手術による治療が多くなっております。鼠経ヘルニアは足の付け根の鼠径部にある鼠経管から腸などの臓器の一部が飛び出してしまう疾患です。続いて多い疾患は胆嚢疾患で、結石や結石による炎症を伴った胆嚢に対しての手術による治療が主となっております。虫垂切除が必要となる虫垂炎の症例も多く、当該症例の約6割は虫垂周囲膿瘍を伴う症例でした。続いて、直腸の悪性腫瘍の症例が多く、当該症例における主な治療方法は直腸切除術でした。結腸切除術は、開腹だけでなく腹腔鏡下でも行っております。腹腔鏡下で行う手術は、開腹手術より侵襲が少なく患者さんの体の負担も軽減されます。
整形外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160800xx01xxxx | 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 | 124 | 31.82 | 26.30 | 70.97 | 81.35 | |
160690xx99xx0x | 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 副傷病なし | 37 | 24.30 | 19.61 | 51.35 | 77.03 | |
160760xx97xxxx | 前腕の骨折 手術あり | 26 | 6.38 | 5.68 | 3.85 | 57.77 | |
070230xx01xxxx | 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 | 17 | 24.06 | 24.26 | 5.88 | 73.82 | |
160850xx01xx0x | 足関節・足部の骨折・脱臼 骨折観血的手術 鎖骨、膝蓋骨、手(舟状骨を除く。)、足、指(手、足)その他等 副傷病なし | 15 | 9.67 | 16.24 | 0.00 | 44.93 |
【解説】
整形外科では、転倒により受傷された大腿骨頚部骨折の手術症例が最も多く、平均年齢も高い傾向にあります。
地域連携診療計画(連携パス)を使用した連携先医療機関での回復期リハビリテーション継続の為、地域医療連携に努めております。
続いて、胸椎・腰椎の骨折損傷、上肢の骨折に対する手術症例が多くなっております。 当該上肢の骨折症例における部位は前腕と肘関節周辺が多く症例数も同じくらいですが、平均年齢は肘関節周辺の骨折の症例が低い傾向にあります。
手術を行えない大腿骨頚部骨折の症例について平均年齢がかなり高い傾向にあり、主に保存的治療を行います。
整形外科では、転倒により受傷された大腿骨頚部骨折の手術症例が最も多く、平均年齢も高い傾向にあります。
地域連携診療計画(連携パス)を使用した連携先医療機関での回復期リハビリテーション継続の為、地域医療連携に努めております。
続いて、胸椎・腰椎の骨折損傷、上肢の骨折に対する手術症例が多くなっております。 当該上肢の骨折症例における部位は前腕と肘関節周辺が多く症例数も同じくらいですが、平均年齢は肘関節周辺の骨折の症例が低い傾向にあります。
手術を行えない大腿骨頚部骨折の症例について平均年齢がかなり高い傾向にあり、主に保存的治療を行います。
形成外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160200xx0200xx | 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む。) 鼻骨骨折整復固定術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし | 13 | 5.46 | 5.37 | 0.00 | 30.54 | |
070010xx970xxx | 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) その他の手術あり 手術・処置等1なし | 10 | 6.10 | 4.86 | 0.00 | 53.50 | |
080006xx01x0xx | 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし | - | - | 8.16 | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - |
【解説】
形成外科では、外傷による顔面損傷症例(鼻骨骨折・眼科骨折・頬骨骨折)などに対して手術を実施した症例が最も多くなっております。
骨軟部の良性腫瘍や皮膚の悪性腫瘍も多く、腫瘍の切除術を実施しております。
形成外科では、外傷による顔面損傷症例(鼻骨骨折・眼科骨折・頬骨骨折)などに対して手術を実施した症例が最も多くなっております。
骨軟部の良性腫瘍や皮膚の悪性腫瘍も多く、腫瘍の切除術を実施しております。
脳神経外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160100xx99x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし | 42 | 6.57 | 7.35 | 11.90 | 33.31 | |
010060x2990401 | 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 | 39 | 22.28 | 16.18 | 33.33 | 72.82 | |
010040x099000x | 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし | 23 | 29.26 | 18.72 | 56.52 | 69.61 | |
010020x099x00x | くも膜下出血、破裂脳動脈瘤(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし | 22 | 2.00 | 8.31 | 0.00 | 59.95 | |
010230xx99x00x | てんかん 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし | 21 | 7.05 | 7.28 | 0.00 | 55.48 |
【解説】
脳神経外科では頭部外傷の症例が最も多い症例となっております。これは脳振盪、頭部打撲等の比較的軽度なものから、外傷性くも膜下出血、慢性硬膜下血腫などの中等度から重度の疾患も含まれます。
2番目に多いのは脳梗塞の患者さんになります。特に発症から3日以内の急性期の患者さんが多いです。
また「エダラボン」という薬剤を脳梗塞急性期に伴う神経症候、日常生活動作障害、機能障害の改善目的に投与するケース
が多いです。リハビリが必要な患者さんについては他の医療機関と連携してリハビリが行えるよう努めています。
3番目に多いのは非外傷性頭蓋内血腫いわゆる脳出血(外傷性以外)を指します。比較的意識障害がない方に対して血圧コントロールとリハビリにて治療しています。
4番目に多いのは過去にくも膜下出血を起こした方に対してのフォローアップ検査になります。
5番目に多いのは、てんかんの患者さんです。抗てんかん薬の点滴などにて治療を行います。
脳神経外科では頭部外傷の症例が最も多い症例となっております。これは脳振盪、頭部打撲等の比較的軽度なものから、外傷性くも膜下出血、慢性硬膜下血腫などの中等度から重度の疾患も含まれます。
2番目に多いのは脳梗塞の患者さんになります。特に発症から3日以内の急性期の患者さんが多いです。
また「エダラボン」という薬剤を脳梗塞急性期に伴う神経症候、日常生活動作障害、機能障害の改善目的に投与するケース
が多いです。リハビリが必要な患者さんについては他の医療機関と連携してリハビリが行えるよう努めています。
3番目に多いのは非外傷性頭蓋内血腫いわゆる脳出血(外傷性以外)を指します。比較的意識障害がない方に対して血圧コントロールとリハビリにて治療しています。
4番目に多いのは過去にくも膜下出血を起こした方に対してのフォローアップ検査になります。
5番目に多いのは、てんかんの患者さんです。抗てんかん薬の点滴などにて治療を行います。
呼吸器外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040040xx97x0xx | 肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等2なし | 24 | 20.33 | 11.87 | 0.00 | 67.79 | |
040200xx01x00x | 気胸 肺切除術等 手術・処置等2なし 副傷病なし | 20 | 9.05 | 10.08 | 5.00 | 28.25 | |
040200xx99x00x | 気胸 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし | 15 | 11.13 | 8.98 | 20.00 | 65.87 | |
- | - | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - |
【解説】
呼吸器外科では、肺がんの手術を行う患者さんや気胸の患者さんが多いです。肺がんに関しては手術前や手術後の化学療法を組み合わせた治療を行っています。また比較的初期(ステージI)程度のがんに対する手術も多く行っています。
気胸に関しては30歳以下の方が約半分以上を占めます。治療は患者さんの状態によって手術をしない治療と手術治療を選択しています。手術をされる方は、平均年齢28歳と若い方が多いです。
呼吸器外科では、肺がんの手術を行う患者さんや気胸の患者さんが多いです。肺がんに関しては手術前や手術後の化学療法を組み合わせた治療を行っています。また比較的初期(ステージI)程度のがんに対する手術も多く行っています。
気胸に関しては30歳以下の方が約半分以上を占めます。治療は患者さんの状態によって手術をしない治療と手術治療を選択しています。手術をされる方は、平均年齢28歳と若い方が多いです。
耳鼻咽喉科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
030400xx99xxxx | 前庭機能障害 手術なし | 40 | 6.58 | 5.10 | 0.00 | 65.70 | |
030240xx99xxxx | 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし | 34 | 5.26 | 5.43 | 0.00 | 35.76 | |
030350xxxxxxxx | 慢性副鼻腔炎 | 29 | 6.59 | 7.04 | 0.00 | 59.72 | |
030240xx97xxxx | 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 その他の手術あり | 25 | 8.76 | 8.66 | 0.00 | 27.72 | |
030428xxxxxxxx | 突発性難聴 | 24 | 9.38 | 9.02 | 4.17 | 59.13 |
【解説】
耳鼻咽喉科で最も多い症例は、めまいです。めまいには沢山の種類がありますが、その中でも良性発作性眩暈症が多く見られました。この疾患は、特定の頭の位置の変化(例えば寝返りをうったり、起床、臥床時など)で出現するめまいです。耳石器(頭や体の位置・重力・直線加速度を感じる)の障害によって起こるといわれています。続いて急性扁桃炎に対する抗生剤の点滴による治療症例や、小児の急性扁桃炎を繰り返す症例に対する手術症例が多くなっております。慢性副鼻腔炎に対する手術は、長期罹患している重症の慢性副鼻腔炎症例に行う術式も多く行っております。突発性難聴やめまいに対しては主に点滴による治療を行っております。
耳鼻咽喉科で最も多い症例は、めまいです。めまいには沢山の種類がありますが、その中でも良性発作性眩暈症が多く見られました。この疾患は、特定の頭の位置の変化(例えば寝返りをうったり、起床、臥床時など)で出現するめまいです。耳石器(頭や体の位置・重力・直線加速度を感じる)の障害によって起こるといわれています。続いて急性扁桃炎に対する抗生剤の点滴による治療症例や、小児の急性扁桃炎を繰り返す症例に対する手術症例が多くなっております。慢性副鼻腔炎に対する手術は、長期罹患している重症の慢性副鼻腔炎症例に行う術式も多く行っております。突発性難聴やめまいに対しては主に点滴による治療を行っております。
脳神経内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
010110xxxxx40x | 免疫介在性・炎症性ニューロパチー 手術・処置等24あり 副傷病なし | 12 | 18.58 | 16.16 | 0.00 | 66.17 | |
010230xx99x00x | てんかん 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし | 10 | 7.10 | 7.28 | 10.00 | 48.30 | |
010160xx99x00x | パーキンソン病 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし | - | - | 17.67 | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - |
【解説】
脳神経内科では、炎症性ニューロパチーの患者さんが多くなっています。四肢の筋力低下やしびれ感をきたす末梢神経の疾患(神経炎)です。典型的な症状としては、左右対称性に腕が上がらなくなる、握力が低下して物をうまくつかめなくなったり、箸が思うようにつかえなくなる、階段がうまく登れなくなる、転びやすくなる、などが挙げられます。
治療としては免疫グロブリンという点滴を5日連続で投与する方法が行われています。これは国内外でもよくもっともよく行われる治療です。
その他、てんかんやパーキンソン病の方を多く診療しています。
脳神経内科では、炎症性ニューロパチーの患者さんが多くなっています。四肢の筋力低下やしびれ感をきたす末梢神経の疾患(神経炎)です。典型的な症状としては、左右対称性に腕が上がらなくなる、握力が低下して物をうまくつかめなくなったり、箸が思うようにつかえなくなる、階段がうまく登れなくなる、転びやすくなる、などが挙げられます。
治療としては免疫グロブリンという点滴を5日連続で投与する方法が行われています。これは国内外でもよくもっともよく行われる治療です。
その他、てんかんやパーキンソン病の方を多く診療しています。
泌尿器科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110070xx0200xx | 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし | 91 | 7.24 | 7.20 | 0.00 | 75.27 | |
110080xx991x0x | 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 副傷病なし | 84 | 3.10 | 2.53 | 0.00 | 71.95 | |
11012xxx040x0x | 上部尿路疾患 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(一連につき) 手術・処置等1なし 副傷病なし | 77 | 2.18 | 2.72 | 1.30 | 57.61 | |
110310xx99xx0x | 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし | 58 | 11.28 | 12.58 | 6.90 | 79.00 | |
110070xx99x20x | 膀胱腫瘍 手術なし 手術・処置等22あり 副傷病なし | 28 | 7.36 | 10.97 | 0.00 | 68.18 |
【解説】
泌尿器科では、膀胱の悪性腫瘍に対する経尿道的手術症例が最も多くなっております。前立腺の腫瘍を精査する為の入院症例も多く、精査方法は針生検が主となっております。続いて結石を伴う尿路疾患である腎・尿管結石が多く、体の外より衝撃波をあて体に傷をつけることなく結石を粉々に砕き、体の外に流しだす治療法が主となっております。又、尿路感染症に対する抗生剤の点滴による治療症例や膀胱の悪性腫瘍に対する化学療法による治療症例が多くなっております。
泌尿器科では、膀胱の悪性腫瘍に対する経尿道的手術症例が最も多くなっております。前立腺の腫瘍を精査する為の入院症例も多く、精査方法は針生検が主となっております。続いて結石を伴う尿路疾患である腎・尿管結石が多く、体の外より衝撃波をあて体に傷をつけることなく結石を粉々に砕き、体の外に流しだす治療法が主となっております。又、尿路感染症に対する抗生剤の点滴による治療症例や膀胱の悪性腫瘍に対する化学療法による治療症例が多くなっております。
婦人科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
120060xx02xxxx | 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 | 49 | 6.82 | 6.16 | 0.00 | 44.33 | |
12002xxx02x0xx | 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 手術・処置等2なし | 32 | 2.53 | 3.20 | 0.00 | 40.28 | |
120070xx02xxxx | 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 | 25 | 5.72 | 6.28 | 0.00 | 41.96 | |
120060xx01xxxx | 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 | 12 | 10.25 | 9.87 | 0.00 | 47.75 | |
120100xx01xx0x | 子宮内膜症 子宮全摘術等 副傷病なし | 11 | 6.00 | 7.54 | 0.00 | 38.86 |
【解説】
婦人科では「子宮筋腫」や「卵巣腫瘍」などを代表する良性腫瘍の手術を多く行っています。
また子宮の腫瘍に関しては腹腔鏡という器具を用いた手術が最も多くなっております。
その他子宮頸・体部の悪性腫瘍 の手術を行う患者さんも多くおれられます。こちらは子宮頸部高度異形成といって
子宮頸癌になる可能性のある疾患になります。分類上、子宮頸・体部の悪性腫瘍に区分されますのでご留意ください。
入院日数は2日程度となっています。
当院ではクリニカルパス(入院から退院までの標準的な治療計画)を導入し治療を行っています。
婦人科では「子宮筋腫」や「卵巣腫瘍」などを代表する良性腫瘍の手術を多く行っています。
また子宮の腫瘍に関しては腹腔鏡という器具を用いた手術が最も多くなっております。
その他子宮頸・体部の悪性腫瘍 の手術を行う患者さんも多くおれられます。こちらは子宮頸部高度異形成といって
子宮頸癌になる可能性のある疾患になります。分類上、子宮頸・体部の悪性腫瘍に区分されますのでご留意ください。
入院日数は2日程度となっています。
当院ではクリニカルパス(入院から退院までの標準的な治療計画)を導入し治療を行っています。
腎臓内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110280xx02x00x | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2なし 副傷病なし | 24 | 6.25 | 8.75 | 0.00 | 67.63 | |
110280xx99000x | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし | 21 | 12.71 | 12.05 | 9.52 | 74.57 | |
110260xx99x0xx | ネフローゼ症候群 手術なし 手術・処置等2なし | 14 | 17.71 | 21.40 | 7.14 | 60.57 | |
110280xx991x0x | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1あり 副傷病なし | 14 | 5.57 | 7.18 | 0.00 | 45.79 | |
110280xx99010x | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 副傷病なし | 10 | 12.00 | 14.21 | 0.00 | 67.20 |
【解説】
腎臓内科では、腎臓の障害によって体内環境の恒常性を維持出来なくなり血液浄化療法(透析)が必要となった状態、末期腎不全の症例が多く、透析導入に伴うシャント造設術、透析による治療、ネフローゼ症候群に対するステロイド内服による治療症例が多くなっております。診断や治療方針決定のための経皮的針生検法も行っております。
腎臓内科では、腎臓の障害によって体内環境の恒常性を維持出来なくなり血液浄化療法(透析)が必要となった状態、末期腎不全の症例が多く、透析導入に伴うシャント造設術、透析による治療、ネフローゼ症候群に対するステロイド内服による治療症例が多くなっております。診断や治療方針決定のための経皮的針生検法も行っております。
乳腺内分泌外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
090010xx01x0xx | 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等2なし | 46 | 9.33 | 10.59 | 0.00 | 60.28 | |
090010xx02x0xx | 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 手術・処置等2なし | 31 | 3.81 | 6.23 | 0.00 | 65.81 | |
090020xx97xxxx | 乳房の良性腫瘍 手術あり | - | - | 4.02 | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - |
【解説】
乳腺内分泌外科では、乳腺の悪性腫瘍に対する手術症例が多くなっております。
腫瘍を含む乳腺組織を部分切除し乳房を温存する乳房部分切除術の症例が多く、全乳房組織を切除する単純乳房切除術(乳腺全摘術)も行っております。低侵襲治療の鍵となる腋窩のセンチネルリンパ節(もっとも転移しやすいリンパ節)同定のためにRI(ラジオアイソトープ)法を導入し、腋窩部郭清も多く行っております。乳腺の良性腫瘍については腫瘍の摘出術を行っております。
乳腺内分泌外科では、乳腺の悪性腫瘍に対する手術症例が多くなっております。
腫瘍を含む乳腺組織を部分切除し乳房を温存する乳房部分切除術の症例が多く、全乳房組織を切除する単純乳房切除術(乳腺全摘術)も行っております。低侵襲治療の鍵となる腋窩のセンチネルリンパ節(もっとも転移しやすいリンパ節)同定のためにRI(ラジオアイソトープ)法を導入し、腋窩部郭清も多く行っております。乳腺の良性腫瘍については腫瘍の摘出術を行っております。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 | 再発 | 病期分類 基準(※) |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | 18 | - | 21 | 25 | - | 29 | 1 | 7 |
大腸癌 | 28 | 18 | 43 | 27 | 13 | 55 | 1 | 7 |
乳癌 | 35 | 30 | - | - | - | 6 | 1 | 7 |
肺癌 | 16 | 18 | 18 | 57 | - | 69 | 1 | 7 |
肝癌 | - | - | - | 13 | - | 16 | 1 | 7 |
【解説】
罹患率の高い5つのがん(胃がん・大腸がん・乳がん・肺がん・肝がん)の人数を(初発はステージごと)集計したものです。
ステージはUICC病期分類に準拠しています。
平成30年度中に退院した延べ患者数となっております。
○UICC病期分類
国際対がん連合(UICC)によって定められた、(1)原発巣の大きさと進展度、(2)所属リンパ節への転移、(3)遠隔転移の有無
の3つの要素によって各がんをI期(早期)~IV期(末期)の4病期(ステージ)に分類するものです。
ステージは数字が大きいほど「進行しているがん」と表記されます。
【初発・再発の定義】
初発:当院において、癌の診断、診断と初回治療、あるいは初回治療を実施した場合を
指します。
再発:当院・他の医療機関を問わずに初回治療が完了した後、当院にて患者を診療した
場合や、治療がん寛解後に局所再発・再燃または新たに遠隔転移を起こしていた
場合を指します。
当院では、消化器内科・消化器外科で胃がん、大腸がん、肝がんの患者さんを、呼吸器内科・呼吸器外科では肺がんの患者さんを多く診療しています。
胃がんではステージIの早期がんに対して内視鏡的治療をするケースが多いです。
大腸がんではステージIIIの患者さんを多く診療しております。手術や化学療法など患者さんの状態に合わせた幅広い治療をしています。
肺がんではステージIVの患者さんを多く診療しております。また化学療法目的に入院を繰り返すため人数が多い傾向になります。
また最初に投与した抗がん剤の効果が期待できなくなり、別の抗がん剤に変更する方もおられるため再発人数が多くなっています。
乳がんは比較的進行度が浅いステージI~IIの方を多く診療しています。
治療はホルモン療法の他、手術療法と術後化学療法の併用などを行っています。
肝がんは平成30年4月より消化器外科が医師数増加に伴い、治療体制が整った影響もあり、前年の19人から38人と2倍増加しています。
なお、UICC病期分類が不明に分類されている症例については、入院中に検査結果が出ていなかったり、遠隔転移の評価を退院後にする方針等で
入院中の情報だけでは病期分類ができていないことなどが理由としてあげられます。
10件未満は「‐(ハイフン)」で表記されています。
罹患率の高い5つのがん(胃がん・大腸がん・乳がん・肺がん・肝がん)の人数を(初発はステージごと)集計したものです。
ステージはUICC病期分類に準拠しています。
平成30年度中に退院した延べ患者数となっております。
○UICC病期分類
国際対がん連合(UICC)によって定められた、(1)原発巣の大きさと進展度、(2)所属リンパ節への転移、(3)遠隔転移の有無
の3つの要素によって各がんをI期(早期)~IV期(末期)の4病期(ステージ)に分類するものです。
ステージは数字が大きいほど「進行しているがん」と表記されます。
【初発・再発の定義】
初発:当院において、癌の診断、診断と初回治療、あるいは初回治療を実施した場合を
指します。
再発:当院・他の医療機関を問わずに初回治療が完了した後、当院にて患者を診療した
場合や、治療がん寛解後に局所再発・再燃または新たに遠隔転移を起こしていた
場合を指します。
当院では、消化器内科・消化器外科で胃がん、大腸がん、肝がんの患者さんを、呼吸器内科・呼吸器外科では肺がんの患者さんを多く診療しています。
胃がんではステージIの早期がんに対して内視鏡的治療をするケースが多いです。
大腸がんではステージIIIの患者さんを多く診療しております。手術や化学療法など患者さんの状態に合わせた幅広い治療をしています。
肺がんではステージIVの患者さんを多く診療しております。また化学療法目的に入院を繰り返すため人数が多い傾向になります。
また最初に投与した抗がん剤の効果が期待できなくなり、別の抗がん剤に変更する方もおられるため再発人数が多くなっています。
乳がんは比較的進行度が浅いステージI~IIの方を多く診療しています。
治療はホルモン療法の他、手術療法と術後化学療法の併用などを行っています。
肝がんは平成30年4月より消化器外科が医師数増加に伴い、治療体制が整った影響もあり、前年の19人から38人と2倍増加しています。
なお、UICC病期分類が不明に分類されている症例については、入院中に検査結果が出ていなかったり、遠隔転移の評価を退院後にする方針等で
入院中の情報だけでは病期分類ができていないことなどが理由としてあげられます。
10件未満は「‐(ハイフン)」で表記されています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | 18 | 12.22 | 54.33 |
中等症 | 57 | 18.11 | 78.04 |
重症 | 16 | 25.44 | 82.38 |
超重症 | - | 23.17 | 85.50 |
不明 | - | - | - |
【解説】
○成人の市中肺炎(20歳以上を集計の対象としています)
普段の社会生活を送っている中でかかった肺炎のことを言います。
以下の場合は集計の対象外となっています。
【市中肺炎以外の例】
・入院48時間以降に病院内で発症した肺炎
・重篤な免疫抑制状態
・老人施設と長期療養施設で発症した肺炎
・慢性下気道感染症の急性増悪
○重症度の分類
成人市中肺炎診療ガイドラン (日本呼吸器学会) による重症度分類システム
A-DROPスコアを用いてます。以下をご参照ください。
(1)年齢:男性70歳以上、女性75歳以上
(2)脱水:BUN 21mg/dL以上または脱水あり
(3)SpO2<=90%(PaO2 60Torr 以下)
(4)意識障害:意識障害あり
(5)収縮期血圧:収縮期血圧90 mmHg以下
※5点満点で、1項目該当すれば1点、2項目該当すれば2点。
軽症:0点の場合。
中等症:1~2点の場合。
重症:3点の場合。
超重症:4~5点の場合。ただし、ショックがあれば1項目のみでも超重症とする。
不明:重症度分類の各因子が1つでも不明な場合。
○平均在院日数
病院に入院していた日数(在院日数)の平均値です。
この指標では細菌による肺炎を集計しており、インフルエンザウイルス などのウイルスによる
肺炎や食べ物の誤嚥による肺炎、気管支炎は集計対象外となっています。
当院では「中等症」の患者さんが最も多く、全体の約60%を占めています。年齢が高いほど
重症度が高くなる傾向にあり、平均在院日数も長くなっています。
10件未満は「‐(ハイフン)」で表記されています。
○成人の市中肺炎(20歳以上を集計の対象としています)
普段の社会生活を送っている中でかかった肺炎のことを言います。
以下の場合は集計の対象外となっています。
【市中肺炎以外の例】
・入院48時間以降に病院内で発症した肺炎
・重篤な免疫抑制状態
・老人施設と長期療養施設で発症した肺炎
・慢性下気道感染症の急性増悪
○重症度の分類
成人市中肺炎診療ガイドラン (日本呼吸器学会) による重症度分類システム
A-DROPスコアを用いてます。以下をご参照ください。
(1)年齢:男性70歳以上、女性75歳以上
(2)脱水:BUN 21mg/dL以上または脱水あり
(3)SpO2<=90%(PaO2 60Torr 以下)
(4)意識障害:意識障害あり
(5)収縮期血圧:収縮期血圧90 mmHg以下
※5点満点で、1項目該当すれば1点、2項目該当すれば2点。
軽症:0点の場合。
中等症:1~2点の場合。
重症:3点の場合。
超重症:4~5点の場合。ただし、ショックがあれば1項目のみでも超重症とする。
不明:重症度分類の各因子が1つでも不明な場合。
○平均在院日数
病院に入院していた日数(在院日数)の平均値です。
この指標では細菌による肺炎を集計しており、インフルエンザウイルス などのウイルスによる
肺炎や食べ物の誤嚥による肺炎、気管支炎は集計対象外となっています。
当院では「中等症」の患者さんが最も多く、全体の約60%を占めています。年齢が高いほど
重症度が高くなる傾向にあり、平均在院日数も長くなっています。
10件未満は「‐(ハイフン)」で表記されています。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
3日以内 | 172 | 35.19 | 78.53 | 47.59 |
その他 | 15 | 38.53 | 71.87 | 4.81 |
【解説】
脳梗塞の分類にあたる患者さんを集計しました。
○ICD-10 コード
国際疾病統計分類-第10 回修正(ICD-10)に基づいて、様々な傷病名が分類され、コード
化されています。例えば、「I633(コード)」といえば「アテローム血栓性脳梗塞(病気)」
といったように、コードによってその病気が表されています。
○平均在院日数
病院に入院していた日数(在院日数)の平均値です。
○転院率
該当する症例数の内、当院から他の病院に移動して継続入院(転院)することとなった患者
さんの割合です。
当院では脳梗塞のほどんどの患者さんを脳神経外科・脳神経内科にて治療を行っています。
昨年よりも約40人程患者数は増加しました。
発症日から3日以内の急性期脳梗塞が集計対象全体の9割以上を占めます。
急性期脳梗塞の患者さんの平均年齢は78歳と後期高齢者の方が多くなっています。
平均在院日数は35日程度となっており、入院中に治療とリハビリを行い、自宅、施設等
に退院されるか、あるいは継続的リハビリが必要な患者さんは、よりリハビリを専門とする
病院に転院されます。特に発症3日以内の患者さんは47.59%と約半数が転院されます。
脳梗塞の分類にあたる患者さんを集計しました。
○ICD-10 コード
国際疾病統計分類-第10 回修正(ICD-10)に基づいて、様々な傷病名が分類され、コード
化されています。例えば、「I633(コード)」といえば「アテローム血栓性脳梗塞(病気)」
といったように、コードによってその病気が表されています。
○平均在院日数
病院に入院していた日数(在院日数)の平均値です。
○転院率
該当する症例数の内、当院から他の病院に移動して継続入院(転院)することとなった患者
さんの割合です。
当院では脳梗塞のほどんどの患者さんを脳神経外科・脳神経内科にて治療を行っています。
昨年よりも約40人程患者数は増加しました。
発症日から3日以内の急性期脳梗塞が集計対象全体の9割以上を占めます。
急性期脳梗塞の患者さんの平均年齢は78歳と後期高齢者の方が多くなっています。
平均在院日数は35日程度となっており、入院中に治療とリハビリを行い、自宅、施設等
に退院されるか、あるいは継続的リハビリが必要な患者さんは、よりリハビリを専門とする
病院に転院されます。特に発症3日以内の患者さんは47.59%と約半数が転院されます。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
循環器内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) | 109 | 1.94 | 3.13 | 2.75 | 71.15 | |
K5492 | 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) | 41 | 0.12 | 10.07 | 4.88 | 72.85 | |
K5972 | ペースメーカー移植術(経静脈電極) | 39 | 5.38 | 10.82 | 2.56 | 80.26 | |
K5491 | 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) | 38 | 0.00 | 12.00 | 7.89 | 67.74 | |
K616 | 四肢の血管拡張術・血栓除去術 | 19 | 3.37 | 8.53 | 5.26 | 76.37 |
【解説】
循環器内科では、心筋梗塞や狭心症に対する経皮的冠動脈ステント留置術が上位を占めます。
これは心臓カテーテル治療といって、腕や足の血管から心臓まで管を通して詰まっている心臓の血管あるいは
狭くなっている心臓の血管をステントと呼ばれる器具を使い広げる治療法です。
この治療によって悪くなっていた血液の流れを回復させることができます。
「その他のもの」では主に症状が安定している方を中心にあらかじめ検査入院して一旦退院後、再入院して行われることが多いです。
「不安定狭心症」「急性心筋梗塞」は緊急性の高く、患者さんの状態によりますが即日入院して検査、治療まで行わることが多いです。
その他、不整脈に対するペースメーカー移植術や、下肢の動脈が血栓(血の塊)によって閉塞してしまった箇所
に対して血管を拡げたり、詰まった血の塊を取り除く治療する手術が多くなっております。
循環器内科では、心筋梗塞や狭心症に対する経皮的冠動脈ステント留置術が上位を占めます。
これは心臓カテーテル治療といって、腕や足の血管から心臓まで管を通して詰まっている心臓の血管あるいは
狭くなっている心臓の血管をステントと呼ばれる器具を使い広げる治療法です。
この治療によって悪くなっていた血液の流れを回復させることができます。
「その他のもの」では主に症状が安定している方を中心にあらかじめ検査入院して一旦退院後、再入院して行われることが多いです。
「不安定狭心症」「急性心筋梗塞」は緊急性の高く、患者さんの状態によりますが即日入院して検査、治療まで行わることが多いです。
その他、不整脈に対するペースメーカー移植術や、下肢の動脈が血栓(血の塊)によって閉塞してしまった箇所
に対して血管を拡げたり、詰まった血の塊を取り除く治療する手術が多くなっております。
整形外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0461 | 骨折観血的手術(肩甲骨,上腕,大腿) | 98 | 3.10 | 24.93 | 60.20 | 79.06 | |
K0462 | 骨折観血的手術(前腕,下腿,手舟状骨) | 48 | 2.25 | 9.33 | 10.42 | 59.50 | |
K0811 | 人工骨頭挿入術(肩,股) | 39 | 4.31 | 26.79 | 71.79 | 80.56 | |
K0821 | 人工関節置換術(肩,股,膝) | 32 | 1.53 | 23.09 | 3.13 | 73.75 | |
K0463 | 骨折観血的手術(鎖骨,膝蓋骨,手(舟状骨を除く),足,指(手,足)その他) | 14 | 2.43 | 13.00 | 14.29 | 59.29 |
【解説】
整形外科では、大腿骨近位部骨折に対する骨折観血的手術が上位を占めております。転倒による受傷が多く、鋼線・骨髄内釘・プレート等を使用して骨折部位の接合を行います。続いて、前腕(橈骨・尺骨)と下腿(頸骨・腓骨)の骨折に対する骨折観血的手術も多く、当該手術の中では上肢の症例数の方がやや多い傾向にあります。大腿骨頚部骨折に対する人工骨頭挿入術症例につきましては、平均年齢が高くなっております。人工骨頭や人工関節を使用した手術も増加傾向です。
整形外科では、大腿骨近位部骨折に対する骨折観血的手術が上位を占めております。転倒による受傷が多く、鋼線・骨髄内釘・プレート等を使用して骨折部位の接合を行います。続いて、前腕(橈骨・尺骨)と下腿(頸骨・腓骨)の骨折に対する骨折観血的手術も多く、当該手術の中では上肢の症例数の方がやや多い傾向にあります。大腿骨頚部骨折に対する人工骨頭挿入術症例につきましては、平均年齢が高くなっております。人工骨頭や人工関節を使用した手術も増加傾向です。
呼吸器外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K5131 | 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除)) | 21 | 3.48 | 4.62 | 4.76 | 28.19 | |
K514-21 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) | 10 | 4.70 | 11.20 | 0.00 | 68.70 | |
K514-23 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - |
【解説】
呼吸器外科で最も多い手術は胸腔鏡下肺切除術です。気胸(突然肺に穴が開いて空気が胸腔(きょうくう)に漏れる疾患)に対して行われます。
主に胸腔ドレナージ(空気を外に出す治療)で改善が見られない場合や再発の場合に手術が行われます。
当院では開胸ではなく胸腔鏡で主に治療を行います。胸腔鏡では傷が目立ちにくく、手術当初の痛みも開胸に対して少ないです。
2番目と3番目に多いのは肺がんに対する手術です。こちらも胸腔鏡で主に治療します。
肺は肺葉と呼ばれる区域に分かれており、がんのできている肺葉を切除します。
その範囲は患者さんの状態やがんの大きさ・場所等により、一つの肺葉すべてを切除するか、肺葉の一部を切除するかを選択します。
呼吸器外科で最も多い手術は胸腔鏡下肺切除術です。気胸(突然肺に穴が開いて空気が胸腔(きょうくう)に漏れる疾患)に対して行われます。
主に胸腔ドレナージ(空気を外に出す治療)で改善が見られない場合や再発の場合に手術が行われます。
当院では開胸ではなく胸腔鏡で主に治療を行います。胸腔鏡では傷が目立ちにくく、手術当初の痛みも開胸に対して少ないです。
2番目と3番目に多いのは肺がんに対する手術です。こちらも胸腔鏡で主に治療します。
肺は肺葉と呼ばれる区域に分かれており、がんのできている肺葉を切除します。
その範囲は患者さんの状態やがんの大きさ・場所等により、一つの肺葉すべてを切除するか、肺葉の一部を切除するかを選択します。
泌尿器科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K8036イ | 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) | 87 | 1.17 | 5.11 | 0.00 | 75.17 | |
K768 | 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術 | 80 | 0.70 | 2.15 | 1.25 | 57.90 | |
K783-2 | 経尿道的尿管ステント留置術 | 53 | 1.21 | 4.55 | 13.21 | 75.32 | |
K8412 | 経尿道的前立腺手術(その他) | 20 | 3.55 | 11.90 | 5.00 | 75.85 | |
K7981 | 膀胱結石,異物摘出術(経尿道的手術) | 11 | 2.18 | 4.64 | 18.18 | 76.09 |
【解説】
泌尿器科では、膀胱の悪性腫瘍に対する経尿道的手術が上位を占めております。術中に使用する灌流液に体に優しい生理食塩液を使用し、内視鏡的に腫瘍の切除を行います。続いて、腎臓や腎盂・尿管に出来てしまった結石を破砕する体外衝撃波腎・尿管結石破砕術、尿管結石などに伴う水腎症に対する経尿道的尿管ステント留置術や肥大した前立腺を経尿道的に切除を行う経尿道的前立腺手術(その他)、膀胱結石に対する経尿道的手術が多くなっております。体外衝撃波腎・尿管結石破砕術につきましては、平均年齢が比較的低い傾向にあります。
泌尿器科では、膀胱の悪性腫瘍に対する経尿道的手術が上位を占めております。術中に使用する灌流液に体に優しい生理食塩液を使用し、内視鏡的に腫瘍の切除を行います。続いて、腎臓や腎盂・尿管に出来てしまった結石を破砕する体外衝撃波腎・尿管結石破砕術、尿管結石などに伴う水腎症に対する経尿道的尿管ステント留置術や肥大した前立腺を経尿道的に切除を行う経尿道的前立腺手術(その他)、膀胱結石に対する経尿道的手術が多くなっております。体外衝撃波腎・尿管結石破砕術につきましては、平均年齢が比較的低い傾向にあります。
産科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K9091イ | 流産手術(妊娠11週までの場合)(手動真空吸引法によるもの) | 17 | 0.59 | 0.00 | 0.00 | 32.29 | |
K9062 | 子宮頸管縫縮術(シロッカー法又はラッシュ法) | - | - | - | - | - | |
K9061 | 子宮頸管縫縮術(マクドナルド法) | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - |
【解説】
医科保険のみ使用の入院患者さんでもっとも多いのは流産手術となります。方法は手動真空吸引法で行っており、従来の方法より、子宮を大きく傷つけたり、後遺症で妊娠しにくくなったりする恐れが小さいとされています。
なお医科保険以外(自費)と併用する患者さんを含める場合、もっとも多い手術は帝王切開術、次いで鉗子娩出術となっております。
医科保険のみ使用の入院患者さんでもっとも多いのは流産手術となります。方法は手動真空吸引法で行っており、従来の方法より、子宮を大きく傷つけたり、後遺症で妊娠しにくくなったりする恐れが小さいとされています。
なお医科保険以外(自費)と併用する患者さんを含める場合、もっとも多い手術は帝王切開術、次いで鉗子娩出術となっております。
乳腺内分泌外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K4762 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)) | 31 | 0.87 | 1.94 | 0.00 | 65.81 | |
K4765 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術・胸筋切除を併施しない) | 19 | 1.00 | 8.47 | 0.00 | 58.58 | |
K4763 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない)) | 18 | 1.00 | 6.06 | 0.00 | 59.83 | |
- | - | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - |
【解説】
乳腺内分泌外科では、腋窩部郭清を伴わない乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術)が上位を占めております。腫瘍を含む乳腺組織を部分切除し乳房を温存する手術です。続いて腋窩郭清を伴う乳房切除術が多く、大胸筋と小胸筋をともに温存し乳房切除を行います。腋窩部郭清を伴わない乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術)には、乳房再建術と合わせて行われた症例が含まれております。低侵襲治療の鍵となる腋窩のセンチネルリンパ節(もっとも転移しやすいリンパ節)同定のためにRI(ラジオアイソトープ)法を導入し、手術を行っております。
乳腺内分泌外科では、腋窩部郭清を伴わない乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術)が上位を占めております。腫瘍を含む乳腺組織を部分切除し乳房を温存する手術です。続いて腋窩郭清を伴う乳房切除術が多く、大胸筋と小胸筋をともに温存し乳房切除を行います。腋窩部郭清を伴わない乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術)には、乳房再建術と合わせて行われた症例が含まれております。低侵襲治療の鍵となる腋窩のセンチネルリンパ節(もっとも転移しやすいリンパ節)同定のためにRI(ラジオアイソトープ)法を導入し、手術を行っております。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・ 術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | - | - |
異なる | 12 | 0.17 | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - |
【解説】
播種性血管内凝固(DIC)、敗血症、真菌症、手術・処置等の合併症の患者数と発生率を集計しました。
○発生率
全退院患者数のうち各傷病名に最も医療資源を投入した患者さんの割合となります。
○DPC コード
14 桁あるDPC コードのうち、6 桁で集計しています。DPC コード6 桁とは病名による分
類を表しており、治療方法は分類に関連しません。
○播種性血管内凝固(DIC)
感染症などによって起こる、全身性の重症な病態です。治療に大きな医療資源が投入される
ため、該当するDPC で高額な点数が設定されています。
○敗血症
感染症によって起こる、全身性炎症反応の重症な病態です。治療に大きな医療資源が投入さ
れるため、該当するDPC で高額な点数が設定されています。
○真菌症
真菌による感染症です。
○手術・処置などの合併症
手術や処置などに一定割合で発生してしまう病態です。術後出血や創部感染などが挙げられ
ます。合併症はどのような術式でもどのような患者さんでも一定の確率で起こり得るもの
で、医療ミスとは異なります。
○入院契機
DPC コードにて分類される包括請求の対象となる病気(DPC 病名)とは別に、入院のきっかけ
となった病名(入院契機病名)がそれぞれの入院患者さんにつけられています。DPC 病名
と入院契機病名が「同一」か「異なる」かにより分けて集計しています。「同一」というこ
とは、ある病気の診療目的で入院して、その病気の治療を行ったということを表します。一
方「異なる」ということは、ある病気の診療目的で入院したが、併発していた、もしくは入
の合併症)による治療が主だったものになってしまったことを表します。
2018年度は昨年度と比べ患者数が10名を下回る項目が多くなりました。
10名未満は「-(ハイフン)」の表示となっております。
播種性血管内凝固の治療をされた患者さんの内、約8割の方が「リコモジュリン」という血液製剤を使用しています。
播種性血管内凝固(DIC)、敗血症、真菌症、手術・処置等の合併症の患者数と発生率を集計しました。
○発生率
全退院患者数のうち各傷病名に最も医療資源を投入した患者さんの割合となります。
○DPC コード
14 桁あるDPC コードのうち、6 桁で集計しています。DPC コード6 桁とは病名による分
類を表しており、治療方法は分類に関連しません。
○播種性血管内凝固(DIC)
感染症などによって起こる、全身性の重症な病態です。治療に大きな医療資源が投入される
ため、該当するDPC で高額な点数が設定されています。
○敗血症
感染症によって起こる、全身性炎症反応の重症な病態です。治療に大きな医療資源が投入さ
れるため、該当するDPC で高額な点数が設定されています。
○真菌症
真菌による感染症です。
○手術・処置などの合併症
手術や処置などに一定割合で発生してしまう病態です。術後出血や創部感染などが挙げられ
ます。合併症はどのような術式でもどのような患者さんでも一定の確率で起こり得るもの
で、医療ミスとは異なります。
○入院契機
DPC コードにて分類される包括請求の対象となる病気(DPC 病名)とは別に、入院のきっかけ
となった病名(入院契機病名)がそれぞれの入院患者さんにつけられています。DPC 病名
と入院契機病名が「同一」か「異なる」かにより分けて集計しています。「同一」というこ
とは、ある病気の診療目的で入院して、その病気の治療を行ったということを表します。一
方「異なる」ということは、ある病気の診療目的で入院したが、併発していた、もしくは入
の合併症)による治療が主だったものになってしまったことを表します。
2018年度は昨年度と比べ患者数が10名を下回る項目が多くなりました。
10名未満は「-(ハイフン)」の表示となっております。
播種性血管内凝固の治療をされた患者さんの内、約8割の方が「リコモジュリン」という血液製剤を使用しています。
更新履歴
- 2016-10-01
- 平成27年度 病院指標の公表
- 2017-09-29
- 平成28年度 病院指標の公表
- 2018-10-01
- 平成29年度 病院指標の公表
- 2019-09-27
- 平成30年度 病院指標の公表
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当院の入院患者さんは幅広い年齢層の患者さんが入院されています。
特に60歳~80歳代が多く、60歳以上の患者さんが全体の約70%を占め、4937名でした。
また30歳~60歳未満の方が前年よりも、それぞれ80名~100名程増加しています。
新生児・小児の入院医療も力を入れており0~9歳の患者さんは約6%を占めます。
全体として2015年公表開始より3年連続増加傾向にあり、前年よりも777名増加しています。