院長からのごあいさつこのページを印刷する - 院長からのごあいさつ

院長

 皆様には、日頃より独立行政法人国立病院機構信州上田医療センターの活動にご理解とご支援をいただき誠に有り難うございます。
 2023年5月より、新型コロナウイルス感染症は5類感染症となり、世の中はアフターコロナ社会となりましたが、その後も何度か院内感染が発生し、新型コロナウイルスならびにインフルエンザウイルス等の感染症対策に職員一同の心労は続いていました。
 その状況下でも、当該2次医療圏最大の急性期総合病院の責務として、2次輪番病院の後方支援を1年365日24時間行って、年間4000件を超える救急車搬送を含め、多くの救急患者さんを受け入れてまいりました。また、地域のがん患者さんはじめ、他の感染症や外傷、循環器疾患、脳血管疾患などの診断・治療を行う、上田広域住民の命と健康を守り抜く地域医療の最後の砦として、全職員が責任感をもって各自の任務を遂行していました。
 また、上田市立産婦人科病院が2023年4月より分娩取り扱いを終了したことで、当センターの分娩数はそれまでの400件台から700件に迫る数に増えました。このため上田市の資金援助も受け分娩室の増床などの改修工事を行い、また新たに信州大学医局より産婦人科医の派遣を得て産婦人科医師の増員も行いました。今後も上田地域のお母さんが安心して安全なお産ができるよう将来にわたる周産期医療を提供してまいります。
 引き続きのご理解とご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。

 

2024年1月
国立病院機構信州上田医療センター院長
藤森 実