乳腺内分泌外科このページを印刷する - 乳腺内分泌外科

外来担当医

 
乳腺内分泌外科 小松(哲)
小松(英)
手術日 小松(哲)
小松(英)
手術日 小松(哲)
小松(英)
藤森

東信地区の乳がん・甲状腺がんの診療拠点として活動しています。

診療科の特徴

 日本乳癌学会が認定する乳腺専門医3名と日本内分泌外科学会が認定する内分泌外科専門医を共に有する医師で診療にあたり、乳腺疾患および甲状腺疾患(特に甲状腺腫瘍)の診断から治療、緩和ケアに至るまですべての治療に対応しています。

 特に乳がんを専門としており、がん相談支援員・がん薬物療法認定看護師らを含むスタッフで乳腺チームをつくり、患者様のサポートを行っています。緩和ケアが必要な患者様には、緩和ケア内科と連携して診療を行っています。

診療内容(乳腺)

◇手術は常に最新の技法を取り入れ、できるだけ傷を小さくする低侵襲手術やなるべく目立ちにくい場所を選んで手術を行うなどの整容性を重視した治療を行っています。

◇乳がん手術後の乳房再建を希望される方には、常勤の熟練した形成外科医とのチームで、乳房再建の方法(自家組織か人工乳房)や再建の時期(一次再建か二次再建)などの希望に沿った適切な方針を提案して手術を行っています。当院は乳房再建用エキスパンダー・インプラント実施認定施設です。

◇乳がんの治療に薬物療法は欠かせませんが、その治療法を決める際には、がんのタイプや患者様の状態を最大限考慮したテーラーメイド医療を心がけています。また、放射線治療は常勤の放射線治療専門医と連携して、副作用を抑えつつ最大限の治療効果を発揮できるようにしています。

◇最良の乳がん治療薬を決めるために、乳がん組織の遺伝子検査が重要であることが分かっています。21種類の遺伝子を同時に検査するオンコタイプDx(Oncotype Dx)という検査ですが、2021年12月から保険収載されることになりました。当院は、年間約20件程度の検査実績があり長野県内では最多です。

◇遺伝的に乳がんになりやすい方の原因遺伝子が徐々に解明されて、そのうちのいくつかの遺伝子の変異を検出することが出来るようになってきました。令和2年からは、乳がんと診断されていくつかの条件に該当する方(親族に乳がんを発症された方がいる、45歳以下で発症した、等)は、BRCAとよぶ遺伝子の変異を検出する血液検査が保険適応となりました。当科は、日本遺伝性乳癌卵巣癌総合診療制度機構より認定を受けてこの検査を行い、変異を認めた方は、連携先の信州大学医学部遺伝子医療研究センターと共同で治療およびカウンセリングを行っています。乳がんの発症が心配な方もご相談ください。

◇2021年度 手術実績(乳腺)109例

診療内容(甲状腺)

◇甲状腺疾患と副甲状腺疾患(原発性および続発性副甲状腺機能亢進症)の手術も行っていますが、副腎疾患は扱っておりません。

◇甲状腺疾患は、甲状腺腫瘍(特に甲状腺がん)の手術を行っております。良性結節性病変でも、腫瘤が大きく頚部の圧迫症状がみられる症例や、充実性腫瘤で癌との鑑別診断が困難な症例(濾胞性腫瘍)は手術適応としています。

◇バセドウ病の治療に関しては、原則的には薬物療法が中心ですが、抗甲状腺剤が副作用などで服用困難な症例、抗甲状腺剤に抵抗性があり再燃を繰り返す症例、眼症状が強くまた甲状腺腫が大きい症例およびがん合併例などは手術適応としております。

◇手術だけでは治らない悪性度のきわめて高い未分化がんや低分化がんは信州大学と協力して治療にあたっています。

◇2021年内手術実績(甲状腺・副甲状腺) 2例

担当医紹介(常勤医師)

藤森 実(ふじもり みのる)
 

藤森 実(ふじもり みのる)

院長
信州大学医学部臨床教授
昭和58年卒
専門領域
  • 乳腺・甲状腺疾患
専門医等
  • 日本外科学会指導医 外科専門医・認定医
  • 日本乳癌学会乳腺専門医・指導医
  • 日本がん治療認定医機構暫定教育医
小松 哲(こまつ あきら)
 

小松 哲(こまつ あきら)

がん診療連携部長
乳腺内分泌外科部長
平成10年卒
専門領域
  • 乳腺・甲状腺疾患
専門医等
  • 日本外科学会専門医
  • 日本乳癌学会乳腺専門医・指導医
  • 日本内分泌外科学会内分泌外科専門医
 
小松 英明
 

小松 英明

乳腺内分泌外科医長
平成16年卒
専門領域
  • 乳腺・甲状腺疾患
専門医等
  • 日本外科学会専門医
  • 日本乳癌学会乳腺専門医・指導医