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1.当院の救急体制について

1. 上小及び周辺地区の1次・2次救急医療機関の後方支援の立ち位置で活動しています。

 

2. 救急車受入れ 3529件(H30年度)

    上小地区のおよそ1/3の救急車に対応。
    心肺停止(CPA)患者さん:124件でした。
    本年度より救急患者さん受け入れ体制の改善のため、救急部の組織改変予定です。

 

3. 担当

*ご紹介いただいた患者さんは、搬送手段にかかわらず当院の各科の当番が初期対応。
*平日の日勤帯の救急車は、信州大学救急部の非常勤医師が初期対応し、院内連携。




・電話交換に「○○科の本日の救急担当へ」と言っていただければ、担当にお繋ぎします。
・判断に迷われた時も先生方の見立てで担当を指名していただいて構いません。
 初期対応の後、必要に応じて院内で連携を図ります。

2.ご紹介時のお願い

*平日日中(8:30~17:15) 

1. 内科系も外科系も、各科別にお受けしています。 
 * 地域の先生方におかれましては、当院代表電話にご連絡いただき、救急患者さんが
  1. 内科系領域か、外科系領域か
  2. 先生のご診断に基づき該当する診療科名をお告げいただければ、電話交換が対応する科の担当におつなぎいたしますので、患者さんの状況をお伝え下さい。
*夜間/休日
 内科系・外科系当直でそれぞれお受けしています。
 直接状況をお伝えいただければ対応いたします。

3.<救急に関係する中央部門の案内と新設部門ほか>

麻酔科 3名の常勤医師に加え、ほぼ毎日信州大学 麻酔蘇生学教室から非常勤医師の支援を受けて、24時間、365日手術麻酔管理に対応しています。
腎臓内科・血液浄化センター  本年度より、常勤医師2名体制となりました。緊急透析、血液吸着(PMX)、 持続血液透析に24時間対応しています。
産科婦人科 昨年度より常勤医師3名で、正常分娩に対応しつつ、NICU(新生児集中治療室)と共同でハイリスク妊娠/分娩に対応しています。
NICU新生児集中治療室・小児科 昨年度よりNICUを新設しました。重症新生児に対し、24時間体制で診療を行っています。小児疾患全般で受け入れ体制です。
超重症小児患者さんについても、信州大学、県立こども病院と連携して診療にあたります。

昨年度より、整形外科、外科が増員となり、多くの患者さんを受け入れられるようになりました。
消化器内科 吐・下血などの消化管疾患、胆道閉鎖などの胆膵領域の救急疾患。24時間緊急内視鏡で対応しています。
肝臓内科 急性肝炎、肝硬変、肝性昏睡などに消化器科と共同で対応しています。
消化器外科 本年4月にさらに1名増員となり、6名体制となり、急性腹症(腸閉塞・虫垂炎、穿孔性病変など)に対しても24時間365日積極的に対応しています。患者さんには、低侵襲な腹腔鏡手術の充実を図っています。 悪性・腫瘍性患、イレウス、肝胆・膵疾患にも対応します。
整形外科 四肢の外傷性疾患、脱臼・骨折の治療全般、骨軟部腫瘍専門家3名昨年より4名体制となり、今まで以上に脱臼/骨折などの外傷性疾患に対応しています。骨軟部腫瘍専門科が3名と充実したため、腫瘍疾患にも対応しています。
脳神経外科 脳卒中(脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血)全般、重傷てんかんに対し、脳神経内科と共同で対応。特に急性期脳梗塞には、rt-PAのみならず、カテーテルによる経皮的血栓回収術で対応しています。頭部神経外傷に対応しています。
脳神経内科 2名体制になり、てんかん重積や髄膜炎・脳炎、パーキンソン病、認知症に対応。脳神経外科と共同で脳卒中診療にも従事しています。
呼吸器内科 肺がん、ARDS、COPD、間質性肺炎の急性増悪による呼吸不全に対し、非侵襲的人工呼吸(NIPPV)、Nasal high flow用いた治療を行っています。 
呼吸器外科 肺がん治療や気胸、胸部外傷の急性期治療。胸腔鏡手術を基本としつつ、 状況次第で臨機応変に開胸手術に移行も可能です。 
循環器内科 24時間体制で循環器疾患全般に対応、虚血性心疾患、心不全、大動脈解離に対し、緊急カテやPCPS(経皮的心肺補助)などで対応しています。
耳鼻咽喉科 突発性難聴、内耳性めまい、各種感染症に対応。通常手術に加え、ナビゲーション支援手術も施行。上田地域の夜間の耳鼻科救急全般に対応しています。
内科 臓器別専門診療科に振り分け困難な患者さんへの対応をしています。また、HIVなどの感染症も担当しています。 
皮膚科 昨年より1名の常勤となり、再開しています。24時間体制ではありませんが、 以前より対応出来る時間が増えました。 
形成外科 外傷に対する整容的創処置、褥瘡に対応。1人体制には変わりありませんが、 新たに手指の切断の再接着や重傷熱傷(18%程度の範囲)についても積極的に対応しています。 
乳腺内分泌外科 甲状腺関連の救急疾患などに対応しています。
泌尿器科 排尿障害や尿路感染症、尿路結石など。結石破砕装置(ESWL)を導入しました。
歯科口腔外科 歯、口腔、顎、顔面に発生する疾患全般に対応しています。骨折、歯牙破損などの外傷、炎症疾患に対応。口腔ケアセンターを充実。
臨床検査科 血液検査(緊急項目)や各種培養検査、輸血に関する検査を 24時間体制で対応しています。
 

《 当面対応困難な疾患 》

  • 緊急手術で大量輸血が必要な重症多発外傷 (現状、輸血の在庫がごく限られています。)
  • 脊髄・脊椎損傷、重症の骨盤骨折・ 重症熱傷、重症の中毒、精神疾患、外傷を含め眼科の救急疾患
    3次救急の医療施設への搬送をお願いしています
  • 重症の精神科救急も基本お受けできませんが、自殺企図など身体的トラブルを伴う場合は初期対応します。
  • 入院患者さんについては、週1回以上は千曲荘病院さまより非常勤医師の派遣をいただき診療しています。

医師紹介

大屋 房一(おおや ふさかず)

大屋 房一
(おおや ふさかず)

脳神経外科部長
第一救急部長
平成元年卒
専門領域
  • 脳卒中治療全般
  • 脳血管内治療
  • 頭部外傷、小児脳神経外科一般
  • 災害医療
専門医等
  • 日本脳神経外科学会 専門医
  • 日本脳神経血管内治療学会 専門医
  • 臨床研修指導医
  • 日本救急医学会ICLS/BLSコースディレクター
  • 日本・長野県DMAT隊員、統括DMAT
診療ポリシー

* 平常診療や救急診療の何れであっても、患者さんやご家族が病状を理解され、治療選択が出来るよう、判りやすい説明を行う様心がけています。

* 脳卒中予防、早期発見/早期対応の重要性について、地域の方々への啓発活動を行っていきます。

吉本 広平
(よしもと こうへい)

第二救急部長
専門領域
  • 消化器外科手術
専門医等
診療ポリシー
 
高橋済

高橋 済
(たかはし わたる)

循環器内科部長
内科系救急副部長
平成3年卒
専門領域
  • 循環器全般
  • 心臓カテーテル検査・治療
専門医等
  • 日本内科学会認定内科医
  • 日本内科学会総合内科専門医・指導医
  • 日本循環器学会専門医
  • 日本心血管インターベーション治療学会認定医
診療ポリシー

村中 太
(むらなか ふとし)

外科部長
外科系救急副部長
専門領域
  • 腹腔鏡手術
  • 消化管手術(食道・胃・大腸)
  • 消化器外科手術
専門医等
  • 日本循環器学会専門医
  • 日本消化器外科学会専門医
  • 消化器がん外科治療認定医
  • 日本がん治療認定機構認定医
  • 日本内視鏡外科学会技術認定医
  • 日本食道学会食道科認定医
診療ポリシー
 

森田 岳宏
(もりた たけひろ)

循環器内科医長
救急科医師
平成19年卒
専門領域
  • 循環器内科一般
専門医等
  • 日本循環器学会専門医
診療ポリシー

丁寧な診療を心がけます。